1994年サンマリノGP

昨夜、ゴールデンウィークに実家から持ち帰ってきた大量のF1ビデオの中から、1994年サンマリノGPのビデオを見ました。言わずと知れた、アイルトン・セナがこの世を去ったグランプリ。当時はまだ地上波しかなかったので、レース終了後編集されたレースが放送されるのが常でした。カナダGPとか一部生中継が可能なものを除けば。サンマリノGP放送前のニュースあるいはスポーツニュースで既にセナがクラッシュして病院に運ばれたという情報は報道されていました。それまで1994年第1戦、第2戦とミハエル・シューマッハが2連勝していて、セナは2戦ともリタイヤ。接戦を望む見る側としては、セナがクラッシュしたことで、今回もミハエルか・・・と思わされたのですが、あんな結果になってしまうとは・・・ 1994年第3戦サンマリノGPでは、金曜日の予選1日目にルーベンス・バリチェロが最終シケインで飛び出して観客席のフェンスまで飛んでいく事故があり、土曜日の予選2日目にはローランド・ラッツェンバーガーがトサ・コーナーでクラッシュしこの世を去り、更に日曜日決勝ではセナが・・・ 不幸なことが色々と集中して重なったグランプリだったわけですが、これは1982年のジル・ヴィルヌーヴジャック・ヴィルヌーヴのお父ちゃん)とリカルド・パレッティ以来の死亡事故となったわけです。1982年から12年経った1994年、1994年から11年経った現在2005年。減速させようとするレギュレーションの思惑とは裏腹に、どんどんコースレコードを塗り替えていく現在のF1。何かの引き金にならなければいいなぁと思いますが・・・